菅平合宿の魔法
五年生コーチの寺島です。
初めての菅平合宿は、““魔法にかけられた””のような特別な4日間でした。
私にとっても初めての合宿であり、4日間という長丁場で子どもたちを預かる大きな責任を感じ、「本当に大丈夫だろうか…」と正直、不安な気持ちもありました。
しかし、終わってみればその不安は杞憂に過ぎませんでした。
選手たちは汗だくになり、時には怪我も負いながら、普段以上にたくましく頼もしい姿を見せてくれました。
保護者としてもコーチとしても、心から感動できる4日間となりました。
今回の菅平合宿は、そのような不安を吹き飛ばしてくれる、“魔法”のような時間だったと感じています。

五年生の合宿テーマ
① ラインスピードを上げる
② ディフェンスで前に出る
「前に進む(go forward)」をテーマに、スクリューパスやキャッチングなど自分の不得意な部分の技術向上に取り組むとともに、基礎的な動作の再確認も行いました。
選手たちは技術面だけでなく精神面でも大きく成長しました。
高学年となり、より強く大きな相手と真正面からぶつかる場面が増えました。
成長期には個人差が大きく、骨や筋肉の発達速度に違いがあるため、同じ学年でも自分よりはるかに大きな選手と対峙することもあります。
その分、衝突の激しさや怪我のリスクが高まっていることを強く感じます。
実際、今回の合宿中には脳震盪の疑いがある場面や、救急対応を要する緊迫した出来事もありました。
ラグビーという激しいスポーツの特性を踏まえ、子どもたちが十分な基礎体力や安全なタックルの技術を身につけなければ、安心してフィールドに送り出すことはできないと改めて痛感した合宿でもありました。
そのような緊張感の中でも、ヘッドコーチをはじめベテランコーチ陣が冷静に対応し、医療機関との連携も迅速でした。現場での応急処置や判断も的確で、保護者としても安心して子どもを預けられる環境であることを強く実感しました。

全カテゴリーのコーチが“チーム”で子どもたちを支える
今回サポートしてくださったのは、5年生のコーチだけでなく、低学年からジュニア(中学生)までのコーチ陣も一丸となって、練習や試合のサポートはもちろん、ホテルやグラウンドの調整、選手の送迎、熱中症ケア、ユニフォームの洗濯、飲料水の準備、ヨーグルトドリンクの差し入れ、さらには花火大会やバーベキューなどのアクティビティまで、幅広く子どもたちを支えてくださいました。
その献身的な姿勢には、感謝と驚きの気持ちでいっぱいです。
子どもたちは、この4日間で体も心も大きく成長し、親の知らないところで多くの経験を積んできたのだと、しみじみ感じました。
羨ましい限りです! もしできるならタイムスリップして小学生に戻り、グリーンクラブに入り直したいくらいです。
むしろ“転生”してでも入りたいくらい(笑)。
菅平合宿は、まさに“成長の魔法”がかかる場所
菅平の澄んだ空気、仲間と過ごす時間、ぶつかり合う練習、そして乗り越える達成感。
このすべてが、子どもたちを強く・優しく・たくましく育ててくれる“魔法”なんだと思います。
…ちなみに、コーチ陣もついつい食べ過ぎて(宿舎のご飯がとても美味しい!!!)、お腹がかなり成長してしまったようです(笑)
それもまた、全力で子どもたちを支えた証ですね!



最後に
この4日間、子どもたちを本気で支えてくださったすべてのコーチ・スタッフ・保護者の皆様へ、心からの感謝を込めて――
「本当にありがとうございました!」
そしてこれからの子どもたちの成長も、また心から楽しみにしています

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