自慢のヘッドコーチ
今回はミニラグビーの影の主役とも言える「ヘッドコーチ」の話を書きたいと思います。
6月29日、小学6年生は、逗子市にある池子の森で開かれた交流大会に参加してきました。
強い日差しと高い気温、何もしなくても汗が吹き出てくるような湿気という過酷な環境でしたが、平日も選手各自でしっかり体を動かしているおかげか、暑さでパフォーマンスを落とすような選手もおらず、最後までフルパワーで戦い抜くことができました。
選手たちはアイルランド代表のような鉄壁のディフェンスとフィジー代表を彷彿とさせる変幻自在のアタックを見せてくれました。
結果は2戦2勝。交流戦とはいえ、強豪2チームを相手に勝ち切ることができたのは、大きな自信になりました。
記録は取っていないのですが、おそらく3年生〜5年生の間は、対外試合の勝率は5割前後だったと思います。
「勝敗が全てでは無い」と世間では言いますし、私自身もそう信じてはいるものの、負ければやはり悔しいもので、練習では見事なアタックを見せている姿や、他の強豪チームの体の大きい選手が絶叫しながら密集に頭から突っ込んでいく姿を見ると、
「本当はもっと勝てるはずなのに…」
「強豪チームと比べると闘争心が足りないのかな…」
「体が小さいとやっぱり不利なのかな…」
「複雑なサインプレーで裏を掻いたらどうだろう…」等と悶々としていました。
ところが6年生になったくらいから、急に白星が多くなってきました。
考えられる理由は複数あるのですが、そのひとつとして挙げられるのが「ヘッドコーチ」です。
ヘッドコーチのプロフィールを紹介します。40代。小中時代は全く運動できずにサッカークラブでキーパー(昔は今と違い、運動神経の悪い子がキーパーをやらされていました)。
リレーの選手にも選ばれたこと無し。高校からラグビーを始め、大学では関東大学対抗戦Aグループ所属大学の主将。
卒業後トップイーストリーグの選手と監督を経て、今は細マッチョになるべくダイエット中の90kg男。フランカー。
なかなか勝てない頃からヘッドコーチが選手に継続して伝えていたのは、「勝ち負けなんてマジでどうでもいい。練習したことを試合で出せたか?チャレンジしたのか?それが一番大事!」ということでした。
また、練習は基本スキルに重点を置き、サインプレーの練習をするときも見た目をきれいに整えるのではなく、ひとりひとりの役割とその役割を遂行するためのポイントを伝えることに注力。
タックル練習でも「気合」「闘争心」「やる気」等のワードには頼らず、ユーモアを交えた表現を多用し、笑いの絶えない時間になっています。
セットプレー時以外はポジションにとらわれず自由にプレーをすることを推奨。ネガティブな声がけや怒声も一切なしです(怒声担当は別でちゃんといますので…笑)。
ちょっと勝ちが続いたくらいで語るのは早いかもしれないですが、「絶叫するほどの闘争心が無くても密集に突っ込むことはできるし、体が小さくても大きな相手を止められる。複雑なサインプレーを使わなくてもシンプルなハンドリングでトライを取り切ることもできるし、フィールド脇からコーチが怒声を浴びせなくても選手はちゃんとプレーしてくれる。」そんなことを再認識させてくれたヘッドコーチです。
秋から来春にかけて、小学生最後の県大会やヒーローズカップ、ファイナルカップが控えています。
結果がどうなるかは分かりませんが、自慢のヘッドコーチのもと、選手・コーチ・保護者が三位一体で全力で取り組んでいけると楽しいことになるのだろうなとワクワクしています。
ENJOY RUGBY!!







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