🏉週末ラグビー活動エピソード 〜小さな勇気が生まれた2日間〜

今週末の土曜日・日曜日の2日間、3年生チームは試合と通常練習を続けて行いました。

朝の集合時、まだ眠そうな顔をしていた子どもたちも、試合相手を目にした瞬間、どこかワクワクするような表情へと変化。ボールを触った途端に笑顔がはじけ、ピッチを走り出す姿は、「この2日間はきっといい時間になる」と感じさせてくれました。

■ 試合の中で見えた“ひとつの勇気”

試合が始まると、子どもたちは私が想像していた以上の集中力を見せてくれました。

ボールを持った仲間を全力で追いかけ、相手に囲まれても身体をねじって突破しようとする。倒れても、すぐに立ち上がってまた前へ。

その必死な姿に、ベンチの仲間も、保護者の皆さんも、自然と声援が大きくなっていきました。
子どもたちのタイプは実にさまざま。

コーチの教えを着実に守ってチームプレーに徹する“まじめな選手”。

タックルが怖くても、毎回最後まで追いかけて小さな勇気をつかもうとする選手。

自由気ままにピッチを駆け回る天真爛漫な選手。

暴走トラックのように相手へ突っ込んでいくのに、突然リーグワン選手ばりのスーパーオーバーを決める暴走選手(笑)。
どの子も自分らしさを全力で発揮し、ボールを追いかける姿には、いつも胸を打たれます。
タックルが苦手でも、仲間のために一歩踏み出そうとする姿。

いつもは“そっと一歩後ろへ下がる”子が、勇気を振り絞って前に出る瞬間。

こちらも思わず拳を握りしめながら「いけ…!」と祈ってしまう場面が何度もあります。
勇気は、突然大きく育つものではありません。

「逃げたい」と「頑張りたい」の間で揺れながら、それでも踏み出した小さな一歩こそ、“成長の瞬間”だと思います。

■ 日曜練習で見えた、仲間を思う気持ち

翌日の日曜日。

少し体が重そうな子もいましたが、グラウンドに立つと徐々にスイッチが入っていきました。

試合でうまくいかなかったことを自分で意識し始め、「昨日のタックル、すごかったよ!」と仲間を励まし合う姿もあり、子どもたちの中に芽生えてきた“チーム意識”の高さには驚かされます。
練習中には、コーチの話を聞く姿勢も少しずつ変わり、
「宮澤コーチ、どうしたらもっとしっかり当たれる?」
「タックルってどうすれば怖くなくなるの?」
と子どもたちの方から質問してくる場面も増えてきました。
プレー中は全力で走り、転び、ぶつかり、時には泣きそうになりながらも、いや、本当に泣きながら走る仲間に「がんばれ!」と声をかけると、歯を食いしばってまた前へ進む。

その繰り返しが、子どもたちを確実に強く、たくましくしていきます。

■ この2日間で、また一つ“ラガーマン”に近づきました

体の大きさや運動能力ではまだまだ小さな3年生ですが、

心の強さは、試合のたび、練習のたびに確実に育っています。
ほんの少しの勇気。

仲間を思う気持ち。

失敗してもまた挑もうとする前向きさ。
そのすべてが、これからの子どもたちのラグビー人生を支える大切な土台になるはずです。

私たちコーチも、そんな成長をしっかり支えていきたいと思います。


以上、ラグビー三昧の“熱い”週末レポートでした!
3年生コーチ 宮澤

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グリーンクラブ事務局