ジュニア夏合宿レポート

ジュニアの合宿レポートは、真田ヘッドコーチから発信されたラグビー通信の内容をお送りします。

以下、通称真田通信より。。。。

お疲れ様です。
菅平まで応援に駆けつけて頂きました保護者の方、有難うございました。
最終日まで残って観戦された方は、選手達が何か変わったと感じて頂けたと思います。
来られなかった皆様は、絶対に見ないと損しますので、涙しながら撮影してくれた村山コーチビデオをご堪能下さい。

今回の菅平合宿に向けて選手達に、1ヶ月前から変わるなら夏合宿とその前1ヶ月と言ってきました。
何を変えるかと言うと、声を出してコミュニケーションを取ること。
これって小学生でもできるかもしれないし、自分の想いが強ければ必然的にできるかもしれない。
でも特にU15メンバーはできない。
なぜって、多分みんな優しすぎるし、遠慮しすぎるし、誰も言わないから嫌われるかも知れない、自分を出す事を極端にしない。
別に生きていく中でそれは悪い事ではないけど、ラグビーを仲間でやる時は違うでしょ。
いつも反省会で声出そう、試合中にトライ取られると声出そう、全部声を出せないせいにしてるのに、それをやらないのって逃げてるだけでしょ。
声を出す事が劇的に変わったわけではないけど、最終日の江東戦はみんな声を出して、ディフェンスを頑張っていた。
ディフェンスラインは、今までは声出していい立ち位置にセット出来ないから、いいアップが出来ない。
だから相手との間合いがあるから簡単に抜かれ、カバーディフェンスのフォローも間に合わない。
でも小学校時代に全国屈指のメンバーがいる江東戦は、鬼詰めするから前で潰せてディフェンスで前に進んでるフェイズがある。
鬼詰めしてタックルラインで相手に弾かれても、前で相手のスピードが落ちてるからカバーディフェンスが間に合うのでできる。
今は勝敗の結果ではない。目先のワンプレーに拘れと試合に送り出した事をやろうとする姿に、試合後、もっと良かった事を選手に伝えたかったけど、言葉を口にすると堪えられなくなりそうで褒めきれなかった…
なので各家庭で良かった所をビデオ見て、選手に伝えて下さい。

U15の1試合目はトライは取られてるけど、2試合目からは相手が外に回すサインの時はウイングがフルバックに詰めて外にパスをさせない事を徹底したら、1試合目のようなトライをされなくなった。
試合中にあれだけ修正できたのは、今後につながる。
トライされた後、みんなでエンジン組んで改善しようとする姿に、自分がその場に行って余計な事を言うのをやめた事もしばしば。
この合宿よりコウヘイをキャプテン、オウスケを副キャプテン、バイスキャプテン(FWリーダー)をシュンタ、バイスキャプテン(BKリーダー)をアキト、この4名がグリーンジュニア創設の初代リーダーとして引っ張ってもらいたいし、4人のチームなんだから残りのグリーンラグビーを楽しんでもらいたいと思います。
現にコウヘイとオウスケは試合中も合宿の生活でもみんなを引っ張る声を掛けていました。
もう一つ、U15は自分たちの実力を過小評価してるのか、相手の強さやデカさやネームバリューを気にして、勝手にメンタル下げていつも試合のスタートが悪い。
軽度な打撲や筋肉痛位だったら、それを試合前から言い訳にして試合には出られないとか、予防線を張るのはやめて欲しいなー
結局試合が始まれば活躍するし、リザーブにしておいたらやっぱ試合に出たいって言うし、試合後なんて痛さ忘れてるし。
U15はネガティブワード禁止になりました。

U13は自分が小学生から見てるけど、最近おとなしいような(ラグビー中だけね)感じで、試合では相手の実力に合わせてしまっている。
本当にもどかしいし、ファイナルカップの最後、あれだけいい試合を見せてくれた姿はどこに…って思って合宿ミーティングで伝えていたら、江東戦はやってくれましたね。
みんなで何回も何回もタックルに刺さる姿勢。
やっぱそうでなきゃ。熱くなった!
中学生になって今までのように全てを細かく言っても、自分たちで考えられなくなるので、我慢しながら言うようにしてるけど、自分達でこう言う事がやりたいとか、もっとコーチを上手く使って欲しいと思います。

総じて、改めて夏合宿って最高!
たった4日間、されどこんなに伸びるのかっていう4日間。
江東戦では久々にいいプレー後に思いっきりガッツポーズと雄叫びを何回も上げられた。
選手が本気じゃなきゃコーチだって本気で喜べない。
今年はジュニア初の合宿だったけど、毎年変わらずの感動を選手にもらいました。

毎年泊まっていた宿舎が使えず食事面では不満がありましたが、グリーンとして難民状態からやっと宿舎を見つけてくれたコーチ陣、ジュニアは対戦相手の伝がなかったけど結局全ての日程で試合を調整してくれたコーチ陣、また保護者コーチ陣は自分の子供の試合会場とは別の試合会場担当になり申し訳ないなって思ったけど関係なくパッション注入したりビデオ撮影し休憩せずに動画編集してくれたコーチ陣、違う学年の担当コーチ陣も集まって試合してくれたり、自分は本当にこの自己犠牲を惜しまないコーチ陣に巡り逢えて幸せだと改めて実感しました。
いずれ教え子がグリーンコーチとして戻ってきてくれる事を願ってます!まだ早いか…

いつも通りまとまりない文章になってしまいましたが、合宿で選手の送迎や動画・写真撮影のご協力を率先してして頂きました保護者の皆様、感謝申し上げます。
みんなでグリーンクラブを盛り上げて、選手の成長を楽しみましょう!

真田鎮彰

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グリーンクラブ事務局